〒336-0032 埼玉県さいたま市南区四谷1-6-21(西浦和駅から徒歩10分 駐車場あり)
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塗装工事は必要か?
と思われている方も多いと思います。実際のところ30年以上手入れをされていない住宅もあります。
よく塗装をすれば
・建物の寿命が延びる
・雨漏りがしなくなる、止まる
と思われている方も多いですが、それほど万能な事ではありません。極端に言えば、単純に塗装するだけならやってもやらなくても良いかと思います。
塗装だけでは
・きれいになる
・塗装した箇所の表面保護
という部分は満たせます。しかしそれだけでは建物の寿命は延びません。
塗装工事の重要なポイントは建物の劣化状況をきちんと把握したうえで
・どのくらい住宅を快適に使いたいか?
・予算がどのくらいあるのか?
という所有者様側の判断が重要と思います。
もちろんそのご希望を聞いて適正的確な提案するのがプロである私どもの責任です。
さらに実際の塗装工事は使用する材料はもちろん、下地処理の方法やさらに職人の技量によって大きく変わってしまうからです。
・下地調整の範囲、レベル
・塗装仕様の厳守
・適切な検査
塗装をするうえでここを疎かにするとただ塗るだけのDIYと変わらない施工になります。
塗装工事の一番難しい部分であり、すべてにおいて重要な項目だと思います。この項目によって金額はもちろん耐久性も変わります。塗装工事において同じような工事でも金額が変わる場合、この項目が大きく影響している場合があります。施工方法の違いで数万円~数十万円も変わります。その為御見積書に記載してある「下地調整・下地処理」だけでは分からない場合もあります。
例えば
・錆びている部分の削り方、その部分の保護方法
・ヒビ割れの処理方法
・シーリングの施工方法
・屋根の補修方法 等です。
錆びている箇所に錆止めを塗るのは一般的です。しかし錆びているという事はその部分の塗膜がなくなり地肌が劣化した状態です。錆びていない箇所と同じように錆止めを塗ってもその個所はすぐにまた錆が発生します。
ヒビ割れに関してもその性質により施工方法を変えなければなりません。よくあるのがコーキングで埋めるだけというパターンが費用も手間も掛からない為、圧倒的に多いのが現状です。
シーリングはほとんどの住宅で使用されており、特に外壁がサイディングの場合必ず施工する項目になっております。シーリングは高耐久の物を使うという業者が多いのが現状ですが材料だけよくしても意味がありません。特に御見積書ではサッシ廻りは撤去せずに「打ち増し」という事がほとんどですが、劣化が著しい場合は洗浄、プライマーだけでは密着せずに数年で浮いたり剥れたりすることがあります。
屋根に関しては塗装だけでは雨漏りの対策にはなりません。棟板金や形状等併せて点検適切な補修が必要です。
塗装はあくまでも美観の向上、表面保護という目的で使用し
塗装工事とは、仕上塗料によって見えなくなる下地や建物の事まで理解した上での施工が非常に重要です。
塗料選びはお客様もそうですが私たちプロでも判断が難しいです。
塗料の種類も多くさらに予算・耐用年数・機能等様々な判断が必要です。同じシリコンやフッ素といってもメーカー等によって品質も違います。
よく「高機能、高耐久材料を使用すれば建物のメンテナンスの回数を減らす事ができ、トータルコストが下がる」と謳っている業者もありますが果たしてそうでしょうか?
上記でも記載してありますがどんなに高い材料を使用しても現況の把握・下地処理が適切でなければ意味がありません。
リバイブハウスでは基本的にご希望が無ければ高耐久塗料はお勧めしておりません。一般的なシリコンやラジカル制御塗料、シーリングに関しても変成シリコンが多いのが現状です。
それは高級品を使用しても建物は外的要因を避けらず地震等によるヒビ割れや破損、雨垂れや排気ガス等の汚れに関して塗装では保証できません。
例えば汚れを落とすために足場を組み洗浄をしたとしても最高級の塗料でも15年以上経過した状態ではきれいになりません。そうなるとさらにコストを掛け再メンテナンスが必要な状況になります。ヒビ割れに関しても、地震の多い日本で建物が動いてヒビが入らないという事はありません。
設立して17年、設立当初でシリコン樹脂塗料で施工させて頂いた住宅でもまだそれほど劣化が見受けられないので塗り替えは不要な建物もあります。
機能性に関しても近年の気温上昇により遮熱塗料をご希望されるお客様が増えています。一般的な屋根塗料と塗装方法は変わらないので材料費の違いが差額になり高額になりますが、その分の費用対効果で考えるとよく考慮する必要があります。
工場等の大きい鉄板屋根ならまだしもあまり面積の大きくない住宅屋根に遮熱塗料を使用しても室温まで下がる効果はありません。
当社が施工した物件でも遮熱塗料を使用し劇的に気温が下がったという案件は残念ながらまだありません。
建物工事は施工中は生活するうえでストレスになり、さらに外装工事は近隣様にも迷惑をかける為、回数を減らしたい、出来れば避けたいというのが本音かと思います。それでも、建物を維持する上で避けられない部分もある為、必要に迫られてというのがほとんどです。
当社では第一にお客様のご希望・予算・建物の状況に合わせた適材適所の塗料選びを行います。