埼玉県知事許可(般ー5)第71869号
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管理会社様よりの雨漏り調査・補修のご依頼です。3F窓からの雨漏りの為屋根と壁面の調査が必要ですが詳細を確認するには足場が必要なことから足場組立後の調査・補修となりました。
<工事内容> 雨漏り箇所調査・補修工事
足場部分組立・屋根外壁調査・シーリング補修・部分塗装
3F窓の雨漏りの為、事前調査ではすべての原因特定は出来ませんでした。
雨が降るとかなりの量の雨水がサッシの隙間から流れ出てくる状態です。
屋根に上がる昇降口が無い構造の為、屋根壁面調査の為の足場を組みます。
打診や目視にて劣化部の調査を行います。
ヒビ割れ箇所等の劣化部分にマーキングを行います。
雨漏り箇所の窓サッシと外壁の継目のシーリングが破断しています。
ALC外壁板間目地のシーリングも破断しております。
屋根笠木は板金で施工されており継目シーリングや固定ビスのシーリングが消失しています。
シーリングはウレタン系か変成シリコン系を使用していたと思われますが消失し釘頭が剥き出しの為、雨水が流れ込みます。
今回依頼のあった雨漏り箇所以外にも出窓庇のシーリングの破断も発見されました。
補修痕はありますが既存を撤去せずに上から打ち増ししていると思われます。
壁際シーリングも剥離していました。
笠木シーリングは本来1cm程度の厚みにするブリッジ工法ですが今回はブリッジ工法を行わず熱に強いシリコンにて特殊なヘラを使用し厚みを付ける施工を行いました。5mm~8mmの厚みを付けてあります。
塗装面の洗浄です。小面積の洗浄の為バッテリー式洗浄機を使用しております。
雨漏り箇所付近のシーリングは全て撤去します。
ALC板間目地も撤去します。
雨漏り箇所付近の外壁は脆くなっておりシーリングと一緒に取れてしまう箇所がありました。
シーリング用のプライマーを塗布します
ウレタンシーリングで撤去箇所を埋めていきます。
今回外壁は補修箇所のみ部分的に塗装する為、既存の色に近いように調色します。10年程度経過した色を作るので慎重に調色しました。
下塗り、中塗り、上塗りと3回塗を行います。
出窓庇のシーリングもしっかりと撤去清掃します。
内部腐食により庇の隆起も見受けられた為2回に分けてシーリングを施工しました。
外壁側のシーリングの補修箇所も塗装します。
補修完了後、入居者様立ち合いで雨漏り再現調査を行います。自信をもって補修を行っていますが、検査開始前はやはり緊張します。
角度や位置を変えながら5時間ほど散水検査を行いました。
無事雨漏りが止まっていることを確認し工事完了となります。
雨漏り箇所以外にも外壁のヒビ割れを埋め補修痕を塗装していますが補修痕がほとんどわからないように塗装施工できました。